RFM分析結果出力先の準備

RFM分析の結果ならびにランクを出力するためのフィールドかテーブル、または、両方をデータベースに追加する必要があります。
結果出力専用のテーブルを追加することをお勧めしますが、何らかの制限で追加できない場合は、顧客マスターテーブルにフィールドを追加してください。

尚、新たに追加しなくてもデータベースに利用できるフィールドやテーブルがあればそれらを利用することができます。
また、Accessのリンクテーブルも利用することができますので、既存のデータベースにテーブルを追加しなくても、別のAccessファイルにテーブルを用意してリンクすることで利用することができます。

顧客マスターテーブルへのフィールドの追加

データベースの顧客情報(氏名、会社名、住所、電話番号など)のテーブルにRFM値やランクを出力する場合は、次のデータ型のフィールドを準備してください。

  1. RFM値を出力するためのフィールド
    データ型
    Access数値型(整数型or長整数型)
    SQL Serversmallint / int / bigint
    Oraclenumber(n)
    MySQLsmallint / int / bigint

    ※倍精度浮動小数点型・単精度浮動小数点型・バイト型等は対応しておりません。

  2. ランクを出力するためのフィールド
    データ型
    Accessテキスト型
    SQL Servervarchar
    Oraclevarchar2
    MySQLchar / varchar

結果出力専用テーブルの追加

RFM値やランクを出力する専用のテーブルを用意する場合

  1. RFM値だけを出力する場合
    ID分析日RFM値
    Access数値型(整数型or長整数型)日付/時刻型数値型(整数型or長整数型)
    SQL Serversmallint / int / bigintdatetimesmallint / int / bigint
    Oraclenumber(n)DATEnumber(n)
    MySQLsmallint / int / bigintdate / datetimesmallint / int / bigint

    ※フィールド名は上記と同じである必要はありません。
    ※IDのデータ型については、データベース本体のIDが文字列の場合はそれにあわせてください。

  2. RFM値とランクを出力する場合
    ID分析日RFM値ランク
    Access数値型(整数型or長整数型)日付/時刻型数値型(整数型or長整数型)テキスト型
    SQL Serversmallint / int / bigintdatetimesmallint / int / bigintvarchar
    Oraclenumber(n)DATEnumber(n)varchar2
    MySQLsmallint / int / bigintdate / datetimesmallint / int / bigint

    ※フィールド名は上記と同じである必要はありません。
    ※IDのデータ型については、データベース本体のIDが文字列の場合はそれにあわせてください。

結果出力先は、RFM分析を行うデータベースに用意する必要があります。
分析対象となるデータベースと異なるデータベースに分析結果を出力する場合は、RFM分析を行うデータベースのリンクテーブルとしてあらかじめ設定しておく必要があります。

OracleやSQL ServerのテーブルをODBCでAccessのデータベースにリンクして分析することも可能ですが、そうした仕様にはなっていませんので、パスワードの入力を何度も求められるなど実用的ではありません。