本文取得モード

本文取得モードについて説明します。

このモードは、メールを受信しヘッダーの各項目と本文をデータファイルの指定したフィールドに出力します。
受信するメールが定型でない場合や、テキストマイニング等を行う場合等にも有効なモードです。
自由回答形式のアンケートやご意見・ご感想等をデータベース化する際にご利用ください。

データファイルがExcelの場合このモードはご利用いただけません。
Access/SQL Server/Oracle/MySQLでのみご利用いただけます。


  1. 設定画面の表示

    本文取得モードの設定は受信メール設定の画面で行います。
    メニューバーの設定(E)→受信メール設定(A)を選択し、受信モードのタブを選択し、下記の画面を開いてください。

    受信モードの選択で、[本文取得モード]を選択してください。

    [ヘッダーの項目(From,To,Return-Path,Date)を特別に処理する]を選択すると、メールアドレスから余分な文字や記号を削除し、日付を日付データの形式に変更してしデータベースに出力します。


  2. 設定方法

    1. 事前に「メールサーバー」の設定を受信メール設定を参考に行ってください。
    2. 受信モードのタブの「受信モードの選択」で「本文取得モード」を選択してください。
    3. データベースのタブで、「本文出力フィールド名」が選択可能になっていますので、本文のデータを出力するフィールドを選択してください。
      本文取得モードでは、本文の出力先は必ず設定する必要があります。

      ヘッダーについては、データベースに取得したい項目と同じフィールドを用意しておけば自動的にそのフィールドに値が出力されます。

      本文取得モードで使用するデータベースのフィールドリスト例
      フィールド名意味
      Return-Pathメールが宛先に届かない場合にエラー通知を行うためのアドレス
      Receivedメールを中継したサーバー情報の記録
      X-Original-To送信者が本来送信した宛先
      Delivered-To送信者が本来送信した宛先から別のアドレスに転送された宛先
      Dateメールの作成日時
      From差出人アドレス
      To宛先アドレス
      Ccカーボンコピー先のアドレス
      Subjectメールの件名
      Message-IDメールを識別するためのID
      MIME-VersionMIMEのバージョン
      Content-Typeメールの形式
      Content-Transfer-Encodingメールのエンコード方式
      Content-Lengthメッセージ長
      X-Mailer送信の時のメールソフト名
      X-UIDLPOP利用時のためのユニーク文字列
      Statusメールの未読と既読の区別
      X-Priority重要度
      X-MSMail-Priorityメールの優先度
      Importance重要度
      Reply-Toメールの返信先アドレス
      Errors-Toエラーメッセージ返信先アドレス
      MailBody ※必須本文出力用フィールド

      データベースのフィールド名は、受信するメールのヘッダーを確認し、完全に一致するようにしてください。
      大文字小文字も区別されます。

      本文出力用のフィールド名は、MailBodyである必要はありません。
      ただし、メールの本文を格納するために最適なデータ型ならびに十分なサイズにする必要があります。

      ヘッダーの項目名にないもので、SQL文の予約語でなければ自由にフィールド名をつけることができます。

      データベースのフィールドは、メールのヘッダー項目分用意する必要はなく、データを取得したい項目だけで結構です。


  3. 使用方法

    設定が終わりましたら、通常使用するときと同じように、[受信処理開始]ボタンをクリックするか、メニューバーから接続(C)→受信処理開始(M)をクリックしメールを受信してください。