■本文取得モード 
本文取得モードについて説明します。 
 
このモードは、メールを受信しヘッダーの各項目と本文をデータファイルの指定したフィールドに出力します。 
受信するメールが定型でない場合や、テキストマイニング等を行う場合等にも有効なモードです。 
自由回答形式のアンケートやご意見・ご感想等をデータベース化する際にご利用ください。 
 
 
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データファイルがExcelの場合このモードはご利用いただけません。 
Access/SQL Server/Oracle/MySQLでのみご利用いただけます。 
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- 設定画面の表示
 
本文取得モードの設定は受信メール設定の画面で行います。 
メニューバーの設定(E)→受信メール設定(A)を選択し、受信モードのタブを選択し、下記の画面を開いてください。 
 
受信モードの選択で、[本文取得モード]を選択してください。 
 
[ヘッダーの項目(From,To,Return-Path,Date)を特別に処理する]を選択すると、メールアドレスから余分な文字や記号を削除し、日付を日付データの形式に変更してしデータベースに出力します。 
 
  
 
  - 設定方法
 
 
- 事前に「メールサーバー」の設定を受信メール設定を参考に行ってください。
 - 受信モードのタブの「受信モードの選択」で「本文取得モード」を選択してください。
 - データベースのタブで、「本文出力フィールド名」が選択可能になっていますので、本文のデータを出力するフィールドを選択してください。
 
本文取得モードでは、本文の出力先は必ず設定する必要があります。 
 
ヘッダーについては、データベースに取得したい項目と同じフィールドを用意しておけば自動的にそのフィールドに値が出力されます。 
 
本文取得モードで使用するデータベースのフィールドリスト例 
| フィールド名 | 意味 |  
| Return-Path | メールが宛先に届かない場合にエラー通知を行うためのアドレス |  
| Received | メールを中継したサーバー情報の記録 |  
| X-Original-To | 送信者が本来送信した宛先 |  
| Delivered-To | 送信者が本来送信した宛先から別のアドレスに転送された宛先 |  
| Date | メールの作成日時 |  
| From | 差出人アドレス |  
| To | 宛先アドレス |  
| Cc | カーボンコピー先のアドレス |  
| Subject | メールの件名 |  
| Message-ID | メールを識別するためのID |  
| MIME-Version | MIMEのバージョン |  
| Content-Type | メールの形式 |  
| Content-Transfer-Encoding | メールのエンコード方式 |  
| Content-Length | メッセージ長 |  
| X-Mailer | 送信の時のメールソフト名 |  
| X-UIDL | POP利用時のためのユニーク文字列 |  
| Status | メールの未読と既読の区別 |  
| X-Priority | 重要度 |  
| X-MSMail-Priority | メールの優先度 |  
| Importance | 重要度 |  
| Reply-To | メールの返信先アドレス |  
| Errors-To | エラーメッセージ返信先アドレス |  
| MailBody ※必須 | 本文出力用フィールド |  
 
 
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データベースのフィールド名は、受信するメールのヘッダーを確認し、完全に一致するようにしてください。 
大文字小文字も区別されます。 
 
本文出力用のフィールド名は、MailBodyである必要はありません。 
ただし、メールの本文を格納するために最適なデータ型ならびに十分なサイズにする必要があります。 
ヘッダーの項目名にないもので、SQL文の予約語でなければ自由にフィールド名をつけることができます。 
 
データベースのフィールドは、メールのヘッダー項目分用意する必要はなく、データを取得したい項目だけで結構です。 
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  - 使用方法
 
設定が終わりましたら、通常使用するときと同じように、[受信処理開始]ボタンをクリックするか、メニューバーから接続(C)→受信処理開始(M)をクリックしメールを受信してください。 
   
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